大地震など災害時への対応を強化しようと、大阪府吹田市は今年度から全国の市町村で初めて「防災」を専門とする職員を採用することを決めました。

 吹田市は、2018年の大阪府北部地震で災害対策本部の設置の遅れや職員間での情報共有などが課題となったことを踏まえ、今年度から防災専門の職員の採用を新たに始めます。吹田市によりますと、防災専門の職員は従来のように数年で異動せず、防災をメインにしたキャリアを積み、災害に関する専門的な知識を身につけさせたいとしています。

 防災専門の職員の採用は市町村では全国で初めてです。

 (吹田市危機管理室 柴野将行参事)「南海トラフ巨大地震、これに備えて災害対応のプロフェッショナルの人材を育成していきたい」

 今年度は新卒予定の大学生などを対象に数人を採用する予定だということです。

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