新潟県上越市の公共施設『リージョンプラザ上越』の管理・運営を請け負う東京の企業が、経費をおよそ1億円を水増ししたとして上越市が調査を始めました。

上越市のリージョンプラザ上越の管理・運営を行っているのは、東京都渋谷区に本社を置く新東産業です。
上越市によりますと新東産業は、アイスアリーナやホールからなる『リージョンプラザ上越』について、2022年度までの5年間で実績報告書に経費およそ1億円を過大に記載し、市に虚偽の報告をしていたということです。市は報告をもとに指定管理料を払っていて、損害が生じた可能性があるとしています。

上越市に今年2月、通報があり発覚しましたが、新東産業は「経費に関する認識が市と違う」として虚偽報告について認めていないということです。

上越市 白石聡教育部長
「調査結果を踏まえて、その上で行政処分を決定する。それまでは現指定管理者(新東産業)による管理運営を継続する。リージョンプラザ上越の利用者に影響が出ないよう、万全を期していきたい」

新東産業は、このほか上越市の6つの施設の管理運営も請け負っていて、市は専門家による調査を進めています。

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