今年2月に大阪市内で大学生が美人局の手口で脅されビルから転落死した事件をめぐり、大阪家庭裁判所は監禁致死の非行内容で送致された少年について『不処分』とする決定を出しました。

 大阪府に住む15歳の少年は、今年2月にほかの少女らと美人局の手口で男子大学生(当時22)を大阪市中央区のビルに誘い込み転落死させたとして、監禁致死の非行内容で大阪家庭裁判所に送られていました。

 大阪家裁は、この少年が事件前にビルに入ったことがなく逃げ場がないことを認識していたとは言えず、「監禁の故意があったと認めることはできない」として、刑事裁判の無罪にあたる不処分とする決定を5月8日付で出しました。

 この事件では、当時13歳の少年が児童相談所に通告されているほか、大阪家裁は14歳の少女を少年院に送る決定をしています。

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