22日から24日かけて日本海側では雪が予想されています。積雪や路面の凍結で気をつけないといけないのが「車の運転」です。冬の運転で注意するポイントをJAFに聞きました。
富山地方気象台によりますと、富山県内では22日から24日にかけて雪の予報を発表しています。
雪のシーズンに入ると進むのが冬タイヤの準備です。
夏用タイヤから冬用タイヤに交換だけでなく冬用タイヤの摩耗状態を確認することも必要です。
JAF富山支部の広報担当・林宏二さんによりますと、冬用タイヤの使用限度の見極めは溝の深さといいます。
タイヤの側面に矢印があり、この矢印をタイヤの設置面にたどると「プラットホーム」と呼ばれる出っ張りがあるということです。
「プラットホーム」は新品のタイヤの約50%の高さを表したもので「プラットホーム」が表面に出ればタイヤの効きが悪くなるためタイヤ交換の時期です。
また、林さんはタイヤの空気圧も確認するよう呼びかけています。指定する空気圧は運転席側のドア付近に書いていて月1回程度点検してもらえばということです。
抜け道は使わない
雪道を運転するときは「急発進」や「急ブレーキ」、「急なハンドル操作」以外にも林さんは「幹線道路を主に使い、抜け道などをなるべく使わない運転をお願いしたい」といいます。
抜け道を通った場合、除雪していない道があり、路肩に雪がたまることで溝と道路の境目がわからなくなり車が溝に落ちてしまいJAFに救援要請を求めるケースもあると話します。
また、道路が凍結しているとスリップしてスタックすることもあるため、極力抜け道は使わないでほしいということです。
立ち往生したときは?
今後、降雪・積雪量が増えた際に気を付けないといけないのが立ち往生です。
立ち往生した際に気を付けなければいけないのが一酸化炭素中毒。車のマフラーが雪でふさがれることで気づかないうちに車内に一酸化炭素が入り込むことで最悪の場合、死に至るケースもあることから立ち往生になった場合はマフラー周辺の雪を定期的に除けることが大切だということです。
あわせて車の立ち往生に備えてカイロを余分に積んだり、非常食や飲料水を準備しておくと安心です。
JAFの林さんは「雪道に抜け道はない」といい、備えの重要性を呼びかけています。
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