日本販売促進協会は16日、「日本プロモーション大賞2024」を発表し、鳥取県鳥取市に本社を置く「すなば珈琲」(有限会社SUNABACOMPANY)がグランプリを受賞しました。

グランプリを受賞した「すなば珈琲」は、「スタバはないがスナバ(砂場)はある」という鳥取県の平井伸治知事の発言をきっかけに2014年にオープン。現在は、県内に12店舗、県外に2店舗を展開するコーヒーチェーンとなり観光客にも人気となっています。

2015年にスターバックスコーヒーが鳥取県に進出することが決まった際には、これを逆手に取り、「大ピンチキャンペーン」と称して競合店のレシート持参でブレンドコーヒーを半額で提供するなどのプロモーションを展開。この大胆な戦略は大きな話題を呼び、県内外から多くの客を集めることに成功しました。

こうした逆転の発想を活かしたプロモーションやネーミングの自虐的なユーモアさなどが評価され、今回の受賞となりました。

受賞を受け「すなば珈琲」はBSS山陰放送の取材に対し、「これまで多くの人の協力を得ながら手探りで事業を進めてきたが、10年目の節目にこのような賞をもらえて大変うれしい。今後も気を引き締めて頑張っていきたい」とコメントしています。

日本プロモーション大賞は、販売促進や広告宣伝、広報部門などの担当者の向上やプロモーションに対する理解促進を図ることを目的に今年初めて開催。審査は、「独創性」「優秀性」「市場性」の観点から行われ、「グランプリ」「金賞」「特別賞」の各賞が決定しました。

◆グランプリ「すなば珈琲」(受賞団体:有限会社SUNABACOMPANY)

◆金賞「栃木紅茶サミット2024」(受賞団体:Y’s Tea)

◆特別賞「茎わかめシャキシャキCMによる購入率向上プロモーション」(受賞団体:株式会社壮関)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。