シリーズでお送りしている「いわてこの一年2024」です。
4回目は経済、そして変革の時を迎えいてる盛岡市のまちづくりについてです。

7月、盛岡市中ノ橋通のNanak跡地に整備が進められていた複合商業施設「monaka」がオープンしました。

(行列に並ぶ女性)
「盛岡の真ん中だからmonakaでしょ。今まで以上に盛り上がってほしいの」

市の中心部での再開発が進み変革の時を迎えている県都、盛岡のまちづくり。

新しいマンションの開発を巡ってはこんなことも…

(タカラレーベン社謝罪)
「大変不快な思いをさせてしまったこと心よりおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」

市内に建設中のマンションの広告で岩手山の画像を別の山と取り違えて掲載したとして6月、このマンションを販売する東京の不動産会社の関係者が内舘茂市長に謝罪しました。


広告に使われていたのは岩手山ではなく、青森県の岩木山の画像でした。

5月、盛岡の中心市街地の将来を左右する大きな決定が…。
老朽化した現在の市役所に替わる新庁舎について、有識者による審議会は「内丸エリア」への整備の答申を決めました。

審議会は8月、内舘市長に答申書を手渡していて、市は年内に基本構想をまとめ公表するとしています。

(甲斐谷キャスターリポート)
「新しい映画館は既に7つのスクリーンがあるビルのちょうど真向かいに入ります」

新たな映画館誕生の動きも。
2023年4月に閉館したアートフォーラムの後継施設となる映画館が入居する商業ビルが整備されることになり、10月、地鎮祭が執り行われました。
映画のまち盛岡に新たな顔ぶれが加わるのは2025年秋の予定です。

新たな顔ぶれといえばお札の肖像も変わりました。

(大崎記者リポート)
「きょう発行の新紙幣を求めて、多くの方が順番を待っています」

7月、20年ぶりとなる新紙幣の発行がスタート。
お札の向きを変えると顔の向きも変化する3Dホログラムが採用されるなど最新の偽造防止技術が取り入れられました。

「孫のお年玉にと思って。半年早く送ろうかと、お札を見て感じました。このホヤホヤを」

お金と言えば、岩手の最低賃金が最下位を脱出しました。
岩手地方最低賃金審議会は8月、岩手労働局に対して最低賃金をこれまでより59円引き上げ時給952円とするよう答申しました。

これにより10月27日発効の岩手の最低賃金は、951円の秋田を上回り、全国単独最下位を脱出しました。
それでも全国で最も高い1163円の東京との差は依然として大きいままです。

「いつもだとこういう感じで銘柄が…(もち米、ひとめぼれ)ひとめぼれとか。(すっかり今はない?)全くないですね」

夏には令和の米騒動とも言われた全国的なコメ不足が問題となりました。
比較的影響の小さかった県内でも一時、スーパーや産直からコメが消えました。
2023年のコメが猛暑による被害を受けたことや、インバウンドなどによる消費増加などが原因に挙げられていて、コメの小売価格は高止まりが続いています。

私たちの生活と切り離すことのできない経済。
2025年はどんな年になるのでしょうか?

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