運転手不足解消の一案とされる「ライドシェア」。国土交通省は来年の大阪・関西万博の期間中、『大阪府内全域』で『24時間運行』に規制を緩和すると、19日の会議で大阪府などに提案しました。

 一般のドライバーなどが有料で客を運ぶ「ライドシェア」。大阪市などでは、今年5月からはタクシー事業者管理のもと、大阪市や豊中市などの一部地域で、金曜日の夕方や土曜日の未明に時間帯を限定して導入されています。

 きょうの会議で国交省は、万博の開催期間中、ライドシェアの運行を24時間とし、対象地域も大阪府内全域に緩和することを提案しました。

いっぽう運行主体はタクシー事業者に限るとしています。

 大阪府側は、万博期間中に来場者らの移動需要を満たすためには、1日あたり約4000人のタクシー運転手が必要だと試算。

 運転手を確保するためにライドシェアを認めるべきだとして、かねてから規制緩和を働きかけていた大阪府は、会議の場で、国交省の案に同意しました。

府内ではこうした状況の中、年内にも”24時間ライドシェア”が試験的に行われる予定です。

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