聴覚障害のある子どもたちが、これまでに学んだ心肺蘇生法などを保護者や地域の人たちに伝える講習会がありました。

この講習会は、鹿児島聾学校と鹿児島大学病院の医師らでつくるNPOが初めて開きました。生徒たちは授業の一環で心肺蘇生方法を学んでいます。

17日は保護者や地域の人たちに、AEDや点滅する光で体の状態を知らせる人形などを使って、手話やジェスチャーを交えながら心肺蘇生の方法などを伝えました。

(中等部3年生)「心肺蘇生法できるか心配だった。自信はついた」

(高等部2年生)「(Q.実際に遭遇したら出来そう?)できると思います」

(NPO法人かごしま救急災害教育研究支援ネットワーク事務局 上國料千夏さん)「子どもたちは手話を使い慣れていないので表現が難しかったかなと思う。コミュニケーションを取るのは聴覚障害者同士のほうが伝わる部分がある」

NPOは今回の講習を参考に、学校や地域への普及を進めたいとしています。

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