16日夕方、新潟県 聖籠町にある空き家の敷地の土の中から男性の遺体が見つかりました。警察は新潟市に住む70代の男性が行方不明になっていることを明らかにし、この男性が事件に巻き込まれたとみて死体遺棄事件として捜査本部を立ち上げました。

16日午後4時頃の聖籠町 次第浜(しだいはま)に並ぶ捜査車両。

空き家の敷地では、捜査員が辺りを照らしながら何かを探しているように見えます。

【記者リポート】「捜査員がスコップを使っていますね」

捜査本部によりますと、16日午後4時半ごろ、この空き家の敷地の土の中から身元不明の男性の遺体が見つかったということです。

遺体は衣服を身に着けていて、亡くなってから相当の期間がたっていたということです。

深く掘ったのか、周囲には土の山も確認することができました。
午後6時ごろには担架を使い、ブルーシートに覆われたものを運ぶ様子も…

そして17日午後1時半…
【県警本部 阿部吉晴 刑事部長】「聖籠町 次第浜地内において死体が発見され、死体遺棄事件と判明したことから本日、新潟警察署に刑事部長を長とする95人態勢の捜査本部を設置しました」

県警は、死体遺棄事件として捜査本部を立ち上げました。

【県警本部 阿部吉晴 刑事部長】「本年10月中旬頃から、70歳代男性が行方不明となっており」
捜査本部によりますと、新潟市 中央区に住む70代の男性が10月中旬から行方不明になっていて、この男性が事件に巻き込まれた可能性があるということです。

男性は一人暮らしで、男性が住む住宅に新聞がたまっていると消防に通報があり、親族から10月下旬に行方不明の届け出が警察に出されていたということです。

捜査本部は聖籠町で見つかった遺体が行方不明になっている男性の可能性があるとみています。

新潟市から20キロ以上離れた聖籠町で一体何が…
【記者リポート】「男性の遺体が見つかったのは聖籠町の閑静な住宅街の敷地内です」

捜査本部は捜査の過程で聖籠町に遺体が遺棄されている可能性が分かり16日、遺体を発見しました。
近隣住民からは不安の声が聞かれました。
【現場の近隣住民は】「怖いですね。犯人が近くにいないことを願うばかりですね。幼稚園もありますしね」

【現場の近隣住民は】「保育園から事件があったから早めに迎えに来てほしいと連絡があったので、もう、本当に怖いですし、こうなると思っていないから驚きしかなくて」

近隣住民によりますと、遺体が見つかった民家は数年前から空き家になっていたということです。

警察は、司法解剖を行うなどして死亡原因の特定や身元の確認を急いでいます。

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