26年ぶりの日本一に輝いた横浜DeNAベイスターズで優勝の原動力となった静岡市出身の森敬斗選手に優勝の思いと危機感を持って2024年シーズンに臨んだ覚悟を聞きました。
<堀葵衣アナウンサー>
「日本一を勝ち取りました。本当におめでとうございます。今季、横浜DeNAベイスターズとしては26年ぶり3度目の優勝という成績でしたけど、いかがですか心境は?」
<森敬斗選手>
「生まれる前に優勝しているということだったので横浜が優勝している姿を全く想像できていなかったのでファンのみなさんには本当にお待たせして、その中で優勝できたというのは本当に良かった」
プロ5年目となる森敬斗選手は静岡市のオクシズ地域出身。高校から神奈川県の桐蔭学園に進学すると、2019年、横浜DeNAベイスターズにドラフト1位で入団し華々しいプロキャリアをスタートさせました。しかし、思い描いていたプロ生活とはかけ離れたものでした。
<森敬斗選手>
「今まで高校までやってきて通用していたものがプロになって一気に”俺ってこんなに野球が下手くそだったんだ”とそこで思った。一年目で一軍の試合に出たけど、ヒットが打てて来年は絶対に行けると思ったら2年目はそこまで結果が残せなかったので、やっぱり甘くないなと思った」
その後も思うような結果を残せず一軍と二軍を行き来して迎えた5年目のシーズン。森選手は並々ならぬ覚悟を持って臨みました。
<森敬斗選手>
「まず去年はケガがあって、一年間で8試合とかしか出ていなくてその中でリハビリしている時とかに来年は絶対に結果を残さないと本当にクビになる可能性もあるしラストチャンスだと思って去年のケガしている時から準備して、それに加えて同級生が大学卒業で入ってくるというのがあったので”絶対に負けたくない”という気持ちがあった。そんな気持ちで今シーズン臨んだ」
<堀葵衣アナウンサー>
「ラストチャンスって重たい言葉ですよね?」
<森敬斗選手>
「本当にクビを覚悟してシーズンに入った」
クビを覚悟で臨んだ今シーズンクライマックスシリーズでこれまでの努力が身を結びます。勝てば日本シリーズ進出が決まる重要な試合で右中間を抜けるタイムリースリーベースヒット。森選手の一打でDeNAが反撃の狼煙をあげ見事に逆転。日本シリーズ進出に貢献しました。そして…
<実況>
「空振り三振。ベイスターズ26年ぶり、日本一」
勢いそのままに日本一へと駆け上がりました。
<堀葵衣アナウンサー>
「優勝が決まった瞬間の間隔って何か覚えていますか?」
<森敬斗選手>
「もう大はしゃぎ。ビールかけだ!って。”勝った”じゃなくて”ビールかけができる”が一番最初に来た」
<堀葵衣アナウンサー>
「やっぱり楽しいんですね?」
<森敬斗選手>
「ヤバい。マジで」
最後に、日本一を経験しての2025年シーズンの目標は?
<森敬斗選手>
「ケガなく一年間、試合に出ることを目標として頑張りたい」
そして、選手として見据える先は?
<森敬斗選手>
「日本を代表するショート。というのは野球を始めてから思っていることなので、本当にトッププレーヤーになれるように頑張りたい」
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