ことしもこの時期がやってきてしまった、と思う親は私だけだろうか。子どもたちが楽しみにしているクリスマス、そのプレゼント問題。「早く手紙を書かないと間に合わないよ」とせかす私。「サンタは分かってくれる」と自信満々の子ども。結局「何が欲しいか?」子供たちが悩みに悩んで毎年ぎりぎりになる。おもちゃメーカーが実施した「クリスマスに関する調査」によると、子どもへのクリスマスプレゼントの平均予算は8,138円で去年より400円以上アップした。物価高の中のクリスマスプレゼント事情を探った。

周囲の親に聞いてみた

まずは子供を持つ周囲の親たちに、ことしのクリスマスプレゼントの状況についてリサーチしてみた。

【30代男性】
小学3年生の息子…ベイブレード(現代版のベーゴマ(玩具))
小学1年生の娘……バッグ

【40代女性】
小学5年生の娘…ヘアアイロン、高級シャンプーとトリートメント
「リクエストは女子力」

【30代女性】
小学4年生の息子…ポケモンのゲームソフト
5歳の息子…………マリオのゲームソフト
「どっちも新作!」

【40代男性】
小学6年生の娘……ナップサック
「俺達が家庭科の授業で作ったようなやつ。あのナップサックが流行ってる!軽い、安い、洗える。その手軽さがいいらしい」

【40代女性】
5歳の娘……………プリキュアのワンダフルパクト
「段ボールで作ってみたんだけど、納得も満足もしてないみたい」

【40代女性】
2歳の娘……………(なし)
「ケーキ買って一緒に食べます」

【40代女性】
小学4年生の娘………ガラケー
「朝ドラの影響のようです」

【30代男性】
11カ月の息子………知育ブロック

【30代男性】
中学1年の息子、小学5年の娘、5歳の娘…(未定)
「長男がサンタの正体を…長男が教えた長女も…よって家族で話し合い中」

【30代男性】
12歳と8歳の娘………(未定)
「自分はハードカバーの『源氏物語』上下巻をもらったことがある。…その時の衝撃は忘れられない」

予算平均去年よりアップ!理由は?

株式会社バンダイが1995年から毎年実施している「クリスマスに関する調査」。3~12歳の子どもを持つ男女600人を対象にインターネットで行われた今年の調査結果によると、子どもへのクリスマスプレゼントの予算平均金額は8,138円。去年から420円アップし、2021年以来3年ぶりに8,000円台となった。

【クリスマスプレゼント予算】
▼2021年:8,876円▼2022年:7,961 円▼2023 年:7,718 円▼2024 年:8,138 円

【2024年クリスマス予算】平均:8,138円
・5000円未満……………………12.0%
5000円以上~6000円未満… 37.8%
・6000円以上~1万未満………12.0%
・1万以上~2万未満………… 34.0%
・2万以上………………………4.2%

増額の理由は?

増額した人(全体の22.3%)の理由のトップは、品物自体の金額のアップを上げる人が多く、物価高の影響がみられる結果となっている。

【増額理由】
「子どものリクエスト品が昨年よりも高い」…40.3%
「子どもが学校の勉強や習い事を頑張った」…23.1%
「物価高の影響を受けて」………………………23.1%

バンダイでは「昨今の物価高による影響よりも、妥協なく子どもの希望を叶えようと考える親心がうかがえる」としている。

プレゼントランキング

子どもが欲しいクリスマスプレゼント。6歳以上ではゲーム関係が上位を独占する結果となった。

【子どもが欲しいクリスマスプレゼント】
3歳~5歳
1位「キャラクターのなりきり・変身玩具」
2位「人形」
3位「ゲームソフト」/「車玩具」

6~8歳
1位「ゲームソフト」
2位「ゲーム機」
3位「ぬいぐるみ」

9~12歳
1位「ゲームソフト」

2位「ゲーム機」
3位「衣服・服飾雑貨」

クリスマスに有休をとる人も

4年ぶりに24日(火)と25日(水)、両日とも平日となる今年のクリスマス。
「24日または25日に有給を取る」と回答した保護者は19.8%と、約2割に上った。子どもたちの期待にこたえるために休みを取って、クリスマスを楽しむ人も多いのだろうか?

子どものプレゼントに費用を掛けられない家庭もある。仕事を休むことができない人もいる。でも願う。すべての子どもたちに、心のこもった温かいプレゼントが届きますように。

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