あす(12月14日)は、全国的に冷え込むと予想されています。もしかしたら「布団から出られない!」朝を皆さん迎えることになるかもしれません。

そんな中、注意しなければならないのは「水道管の凍結」です。そう、例年1月から2月にかけて、朝方の冷え込みが厳しい際には、多くの水道管凍結による破裂事故が発生しているのです。

この「水道管の破裂事故」が多発した場合、広範囲で断水になる可能性もあるため、要注意です。

こうした水道管凍結による事故を防ごうと、日本水道協会岡山県支部は、凍結注意を呼び掛けています。「絶対にやってはいけない行為」とは…。

「水道管凍結」お湯を掛けちゃ、だめ!

【画像】のように、水道が凍った場合、いきなり熱湯をかけないでください。水道管や蛇口が破裂するおそれがあります。

では、凍結してしまった場合は、どのように処置すればいいのでしょうか?

朝起きて、水道管が凍結していたらどうすればいい?

それは、

○蛇口を開け、自然に溶けるのを待つ。
○凍った部分にタオルをかぶせて、ぬるま湯をゆっくりかけてとかす。

ことが大事なんだそうです。

破裂した場合はどうする?

もしそれでも水道管が破裂してしまった場合には、以下のような手順を取って下さい。詳しい対策方法は【画像②】の通りです。

①破裂した水道部分を確認してください。
②メーターボックス内の止水栓を右に回して水を止めてください。
③破裂した部分に布・テープなどを巻いて、応急修理をしてください。
④修理を依頼してください。

【画像②】

「水道管」の防寒対策 どうすればいい?

ちなみに2016年1月は記録的な寒波に見舞われ、岡山県でも多くの水道管の凍結や破裂事故が発生しました。

水道管の凍結や破裂事故は、水道が使えなくなる以外にも、修理費や水道料金も高額になる場合があります。しっかり防寒対策をしてください。

まず凍結しそうなところは【画像③】のような場所です。

【画像③】

○屋外で、風が直接吹きつける場所にある。
○北側の日陰にある。
○屋外で、露出している水道管

では「水道管の防寒対策」どうすればいい?

【画像】のように保湿剤を巻きます。保湿剤はホームセンターなどで購入できます。また、身近なものでは、毛布・布などで代用できます。蛇口が破裂しやすいので、図のように上側までしっかり包んでください。

その他の防寒対策

寝る前に少量の水を流すと凍結しにくくなります。浴槽やバケツなどに溜めておき洗濯などにお使いください。また、メーターボックスの中には、毛布や布きれを入れて保温してください。

STOP!空家漏水!

普段人が住んでいない建物では、漏水が発生しても、誰にも気付かれず放置されてしまい、建物が水浸しになる、高額な請求が発生する、などの問題が起こる可能性があります。空家や普段使っていない建物では、止水栓(水道の元栓)を閉めておきましょう。

岡山市水道局のホームページでは、「気温がマイナス4度以下(風あたりの強い所はマイナス1~2度)になると、水道管が凍結して水が出なくなったり、破裂することがあります。今から点検して、早めの防寒の準備をしておきましょう。

長時間水道を使用しない場合には、止水栓を閉めていただくようお願いします。止水栓を閉めることで、破裂時の漏水を防ぐことができます。」と注意を呼び掛けています。(岡山市水道局『水道管の凍結対策』より)

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