雪を活かそうと挑む企業の取り組みについて。雪を溶かして発電する「積雪発電」の実証実験が青森市で始まりました。

世界初の積雪発電のシステムは、青森市のIT企業「フォルテ」が開発し、市内の商業施設で実証実験が始まりました。

積雪発電の方法はまず、雪に水を流して解かし、雪解け水を集めます。そして、専用の装置の中にある温められた空気を、雪解け水で冷やすことで空気が膨張と収縮を繰り返しピストンを動かして、電気を生み出します。

この企業は2022年から実証実験を進めていて、13日は初めて発電した電気を活用し、イルミネーションイベントで展示する10個の灯籠に明かりをともします。

午後4時―。あたりが薄暗くなると、いよいよ点灯です!

積雪発電を1時間行った場合、10個の灯籠を約5時間点灯させることができます。

フォルテ営業部 鹿内大輝さん
「実験、実験で、お客さんの目に入ることはなかなか無かったので、今回の実験で証明できてよかった」

「最終的なレベルだと一家に1台を考えていますが、まず商業施設での導入を成功させたい」

積雪発電によるイルミネーションイベントは、2025年2月まで行われます。

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