岩手県は13日、県央保健所管内と中部保健所管内の2つの教育・保育施設で感染性胃腸炎の集団発生があったと発表しました。感染者は計52人で、いずれも重症者や入院した人はなく、症状の出た人は回復傾向にあるということです。

県によりますと、このうち園児と職員合わせて172人が在籍する県央保健所管内の教育・保育施設は、12月5日に複数の園児に嘔吐や下痢などの症状が出ていると保健所に連絡がありました。調査の結果、11月20日から12月10日にかけて園児21人に症状が出たことが分かりました。症状のあった5人を調べたところ、3人からアデノウイルスが検出されたということです。
また、園児と職員合わせて31人が在籍する中部保健所管内の教育・保育施設は12月11日に複数の園児に同様の症状が出ていると連絡があり、調査の結果、4日から12日にかけて園児と職員の計31人に症状が出ていることが分かりました。症状のあった3人を検査したところ全員からサポウイルスが検出されたということです。
2024年度に岩手県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は25件となりました。去年の同じ時期は22件です。

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