きょう5月3日は、憲法記念日です。
鹿児島県内では改憲派、護憲派がそれぞれ集会を開きました。
憲法改正を目指す「美しい日本の憲法をつくる鹿児島県民の会」が鹿児島市で開いた集会には、およそ200人が参加しました。
東京の集会がライブ配信され、岸田総理がビデオメッセージで施行から77年となる憲法の改正の必要性を強調しました。
(岸田総理)「現行憲法が今の時代にふさわしいものであり続けているかを考えていくことが大変重要」
集会では、台湾有事や大規模災害を念頭に、自衛隊の明記などを含む憲法改正の必要性を訴えました。
(参加者)「改めるべきところは改めて、政府ももっと腰を上げて本気で取り組むべき」
一方、生協コープかごしまなどが開いた憲法改正に反対する「市民のつどい」には、およそ400人が参加しました。
東京大学の名誉教授で「九条の会」事務局長の小森陽一さんが講演し、「自衛隊が他国の軍事行動への関わりを深めている」として政府を批判しました。
(九条の会 小森陽一事務局長)「日本の自衛隊が戦争をできる軍隊になるのか、せめぎあいが今、刻一刻と行われている」
(参加者)「日本は戦争で負けたし原爆を落とされた。憲法は絶対変えてはいけない」
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