年末恒例、その年の世相を一字で表す「今年の漢字」が発表されました。

“光”と“影”の「金」

高柳光希キャスター:
今年の世相を表す、今年の漢字に「金」が選ばれました。応募数は1万2148票と一番多く、選ばれるのは2000年、2012年、2016年、2021年に次ぎ、5回目となります。

選んだ理由を聞いてみました。

【“光”の金】
●オリ・パラのメダル
●大谷翔平選手 値千の活躍
●佐渡山が世界遺産登録

【“影”の金】
●政治の裏問題
目当ての闇バイト強盗
●止まらない物価高騰

ちなみに、2位は「」(9772票)で能登半島地震など、3位は「」(7487票)で大谷選手の活躍など、4位は「」(7427票)で南海トラフ地震臨時情報発表など、5位は「」(6545票)で新紙幣・五輪新競技などでした。

今年の顔に「大谷翔平選手」2年連続

高柳キャスター:
今年の「顔」や「言葉」も発表されているので、見ていきます。

今年の顔として、「大谷翔平選手」がYahoo!検索大賞2024の▼大賞と▼アスリート部門1位を獲得しました。これは2年連続のことです。

さらに大谷選手がアンバサダーを務めている「ニューバランスのスニーカー」は、▼ファッション部門2位に入っているということです。愛犬のデコピンがあしらわれたスニーカーも作られています。

人物カテゴリーでは、▼ミュージシャン部門1位はNumber_i、▼俳優部門1位は河合優実さん、▼お笑い芸人部門1位はやす子さんとなっています。

さらに、Yahoo!検索大賞2024 カルチャー施設部門1位は、「神戸須磨シーワールド」でした。2024年6月に開業し、来館者は4か月で100万人を達成したということです。

西日本で唯一シャチのパフォーマンスを展開し、さらにプレミアムシート(大人6000円)ではシャチが泳ぐ姿を眺めながら食事をすることができます。

2階でショーをして、その下でご飯を食べられるので、同時に上からでも、下からでも楽しめます。

今年の新語の大賞に「言語化」

高柳キャスター:
そして、今年の新語も発表されています。

【三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語 2024」】
大賞 言語化
2位 横転
3位 インプレ
4位 しごでき
5位 スキマバイト
6位 メロい
7位 公益通報
8位 PFAS
9位 インティマシーコーディネーター
10位 顔ない

大賞に選ばれた「言語化」ですが、かつては学術用語などで使われていましたが、今では日常語に変化しました。

SNSの使われ方としては、「言語化が下手すぎる」「私の代わりに言語化ありがとう」などがあります。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
今年になってインタビューのときに、「それをうまく言語化してくださいましたよね」という言葉がずいぶん多くなって、心理学では「感情の言語化」とよく私は使っていたので、疑問に感じていたところでした。

高柳キャスター:
さらに2位には「横転」が選ばれました。SNSでの使い方では「偏差値下がってて横転」「推しが可愛すぎて横転」「年上だと思っていたのに、同い年で横転」などがあります。

意味はその通り、驚くなどずっこけるリアクションとなっています。

ホラン千秋キャスター:
6位の「メロい」は、メロメロになるみたいなイメージですか。

高柳キャスター:
そうですね。可愛いみたいな使われ方をします。

10位の「顔ない」ですが、SNSでの使い方では「遅刻しそうで顔ない」「会社のレンジ爆発させて今顔ない」などがあります。

意味としては、驚いた、困った、恥ずかしい、情けないなどとなっています。

井上キャスター:
「メロい」は、見ているほうが夢中になって、だらしなくなるほど圧倒的な魅力のある様子だそうです。

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<プロフィール>
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰

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