新型コロナの影響などで閉店した広島県神石高原町の産直販売施設「油木百彩館」を憩いの場やもの作りの場として活用しようと改修工事が5月中旬から始まります。

油木百彩館は、1999年にオープン。産直販売施設として、地元の野菜や果物などを販売していました。神石高原町などが出資する会社が営業を行っていましたが、人口減少や新型コロナウイルスの感染拡大の影響でピーク時と比べ売り上げが半減し、2022年9月に閉店しました。

町は、町民の憩いの場やものづくりの場としての活用を目指して、今月中旬から改修に着手します。

新たな施設は愛称を、「Re-create BASE」とし、鉄骨2階建ての1階部分に、ものづくり事業者が入り、製品の製造や販売を行います。館内中央にはイベントなどが可能なオープンスペースを設けます。

また1階のかつてのレストランを仕切る壁をなくし開放的な空間にします。今後決まる新たな事業者が飲食を提供していくことになります。

2階部分は事業者オフィスに変わります。これまで販売していた野菜などはロッカーを設けて屋外で販売していく方向で検討をしています。工事費は4125万円です。

神石高原町産業課 高橋明彦課長
「ここから、色んなものづくりであるとか、町の特産品であるとかも発信していきながら、町内外の人にも気兼ねなく寄っていただければと思います」

新たな施設は2025年4月1日にオープンする予定です。

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