3日から長野県飯山市で始まった『菜の花まつり』。

毎年大勢の人でにぎわう観光スポットですが、2024年は少し様子が違うようです。

飯山市瑞穂(みずほ)にある菜の花公園では、およそ4ヘクタールの敷地に800万本ほどが植えられています。

3日からは恒例の『いいやま菜の花まつり』がスタートし、家族連れなどで賑わいました。

ただ、2024年は、例年とは様子が違うようです。

毎年、北信五岳や千曲川を望む丘の上に広がる黄色いじゅうたん。

しかし、3日に咲いていたのは全体の3割ほど。

散ってしまった花も少なくありません。

4月、急激に気温が上がったこともあって開花が早まり、10日以上前に満開を迎えたのです。

長野県内からの観光客:
「ちっちゃい時から何度も来ています。今までで一番たぶん咲き切ってる感じがしますね」
県外からの観光客:
「思ったより咲き終わった後なのかなと思って」
女の子:
「かわいかった」
県外からの観光客:
「思ったよりは咲いてなかったんですけど、広くてきれいだなと思います」

いいやま菜の花まつり実行委員会・高澤勇一実行委員長:
「今年はもうばっちりだなと思ってみていたんですが、(先月)20日過ぎに急に暑くなってしまいまして、そこから一気に花が咲いてしまいました。花が寂しくても、景色がきれいだねと言ってもらえるのがありがたいところです」

毎年、華を添えるのが、地元・東小学校の児童で作る鼓笛隊。

学校は児童数の減少で、2025年に周辺の学校と統合し、45年の歴史に幕を降ろします。

東小学校の鼓笛隊として菜の花まつりで演奏するのは最後です。

鼓笛隊の男子児童:
「この菜の花まつり、初めてだけど楽しかったから、また演奏できなくなっちゃうのは悲しいです」
鼓笛隊の女子児童:
「すごく楽しかったです。さみしいけど、鼓笛隊が続いて行ってほしいなって思います」

いいやま菜の花まつりは、5日まで行われます。

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