長野県青木村で3年前、ヘリコプターが田んぼ脇の道路に不時着し、乗っていた6人全員が大けがをした事故で、警察は11日、緊急の着陸操作を誤ったなどとして、操縦していた男性を書類送検しました。

業務上過失傷害の疑いで書類送検されたのは、埼玉県上尾市の会社員で操縦士の55歳の男性です。

調べによりますと、男性は2021年の3月、青木村の上空をヘリコプターで飛行していた際、エンジントラブルでエンジンが停止したことから、緊急着陸を試みましたが、操作を誤ったことにより、乗っていた5人に腰の骨を折るなどの大けがをさせた疑いです。

この事故で操縦していた男性も背骨を折るなどの大けがをしました。

男性は空気抵抗や気流を利用して安全に着陸する、「オートローテーション」による不時着を試みたものの、十分に制御できなかったとみられ、調べに対し、容疑を大筋で認めているということです。

国の運輸安全委員会が今年6月にまとめた事故調査報告書によりますと、エンジンのトラブルは、何らかの理由で部品が焼きついたためと推定されるものの、詳しい原因は判明していません。

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