映画やドラマの撮影を、ぜひ鳥取で。ホリプロやギャガなど、映像制作の関係者を招きロケ地選びの参考にしてもらおうというツアーが11日から鳥取県内で始まりました。
11日午後、鳥取砂丘を視察に訪れたのは、東京の映画制作などを行う会社のプロデューサーたち。
「ロケハンツアー」と題したこの視察は、映画やドラマなどの誘致や円滑な撮影への支援を行っている鳥取県フィルムコミッションが初めて企画しました。
鳥取県を舞台にした映像作品といえば、最近では綾瀬はるかさん主演の映画「ルート29」の撮影が行われ、ロケ地マップの制作やスタンプラリーの実施など地元では盛り上がりをみせています。
このようにロケを誘致し県内観光を盛り上げる。それがこのツアーの狙いです。
11日はあいにくの雨でしたが、プロデューサーたちは砂丘の広さやドローン撮影についてなど県の担当者に熱心に聞いていました。
ホリプロ 映像事業本部 宮川宗生 チーフプロデューサー
「作品自体もこういうスケールの大きいところでシーンが撮れたら、すごく魅力的な絵になるんじゃないかと思いました」
ギャガ コンテンツ事業部佐治幸宏 プロデューサー
「写真だと分かりにくい実感として絵としての強さはあるなと思いました。ただ単に景色として良いところというよりは、その土地ならではのところを色々見たいと思う」
また、一行はツアーに先立ち平井知事を訪ねました。
鳥取県では「とっとりロケツーリズム官民連携推進会議」を今年設立。
ロケ支援のための予算も組むなど地域あげての協力体制を整えています。
鳥取県観光連盟 田中規靖 専務理事
「現地を見ていただくことで、現地に行ったなりでご理解いただいたロケ地としての良さ、ロケ地としての可能性そういものをしっかり見い出していただいて、実際のロケの誘致につながればと思います」
鳥取県 平井伸治 知事
「いい映画を鳥取から発信できるようにできればなと考えています。いい映画とっとります、とみんなで言えるように頑張ります」
映像作品を通して鳥取の魅力発信へ。
ツアーは2日間の日程で、12日は、湯梨浜町の燕趙園や米子城跡などを視察する予定です。
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