奈良県御所市が発注した火葬場の新設工事に絡み賄賂を受け取った元市議に対し、大阪地裁は懲役4年の判決を言い渡しました。

 判決によりますと元御所市議・小松久展被告(72)は、市が発注した火葬場の工事をめぐり業者の間で談合があったことを知りながら市内の建設業者に発注する議案に賛成し、2021年、その見返りに業者側から現金計7500万円を受け取りました。

 これまでの裁判で小松被告は「受け取ったのは賄賂ではない」と起訴内容を否認していました。

 12月10日の判決で大阪地裁は、小松被告が受け取った現金を賄賂と認定し、「職務の公正さに対する社会の信頼を大きく失墜させる」などとして、小松被告に対し懲役4年を言い渡しました。

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