海上輸送の船に積み込まれる災害廃棄物の木くず=10日午前、石川県七尾市の七尾港(同市提供)

 能登半島地震で被災した建物の解体によって発生した石川県内の災害廃棄物を、11月末時点で8都県で受け入れたことが10日、石川県への取材で分かった。解体作業が本格化する中、県や環境省は輸送船を増やし、受け入れ地域の拡大に向け調整を進めている。  県によると、大型トレーラーなど陸路による輸送は近隣の富山、福井、岐阜、愛知、三重の5県で実施している。新潟県には大型船で搬出しており、鉄道貨物を活用して東京都や神奈川県へも運んでいる。  石川県七尾市の七尾港で10日、解体で発生した木くずを積み込んだ船が新潟県の新潟東港に向けて出発した。市担当者は「陸上に加えて、一度に大量に運搬できる海上輸送により、廃棄物の処理がよりスムーズになる。今後は月3、4回ペースで継続したい」と話した。  海上輸送は11月末までに、珠洲市、能登町、穴水町の3市町の港から計44回行った。木くずは、木質バイオマス発電所やセメント製造施設などの燃料として活用されている。  東京都と神奈川県のごみ処理施設に向けては、列車で計53回搬送した。

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