大分県竹田市の無形民俗文化財に指定され、正月に無病息災を願う縁起物の姫だるま作りがいま最盛期を迎えています。

可愛らしい瞳におちょぼ口が愛らしい姫だるま。竹田市のごとう姫だるま工房では無病息災などを願う姫だるま作りが9月末から始まっています。この地域では正月に縁起物として各家庭に姫だるまを配る「投げ込み」と呼ばれる風習があります。

ごとう姫だるま工房(竹田市)

新年に向けて姫だるま作りが、いま最盛期で10日も二代目の後藤明子さんらが1年を幸せに過ごせるよう願いを込めながら絵付け作業を行いました。

(後藤久美子さん)「新年の縁起物の姫だるま作りに追われてます。可愛がっていただけるように、それからこの姫だるまをみて笑顔を出していただけたら一番なにより嬉しい」

戦時中には5、6軒あった工房も今では、ごとう姫だるま工房ただ1軒となっています。竹田市の伝統を受け継ぐ姫だるま作りは12月いっぱい続き、およそ200体を仕上げるということです。

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