ユネスコの無形文化遺産への登録決定で日本の伝統的な酒造りが注目される中、熊本県高森町の酒蔵で今年の新酒が完成しました。

高森町にある山村酒造。酒蔵の軒先で杜氏や職人たちが伝統の「杉玉」を飾りつけました。

この杉玉は直径約1メートル、重さ60キロほどで新酒の完成を知らせる縁起物とされています。

阿蘇で260年以上日本酒を作り続けている山村酒造。今年も杜氏や職人たちが原料となるコメの品質を見極めながら酒と向きあい、きょう(9日)今年の新酒の販売を始めました。

山村酒造杜氏 山村純平さん「料理とかに寄り添えるようなお酒になってくれたらありがたいで
す。(無形文化遺産決定は)強い気持ちを持ってまたお酒造りにまい進できるかと思います」

完成した新酒は「生酒」と「にごり酒」の2種類。今年の出来栄えは…。

山村酒造 山村美紀子さん「口当たりがたいへん軽やかで、去年に比べるとスッキリ度・キレがより上がって、たくさん飲めてしまうような新酒になっているかなと思います」

冬の風物詩、杉玉の季節がやってきました。

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