日米韓の北朝鮮担当の高官はきょう(9日)、外務省で協議を行い、北朝鮮とロシアの軍事協力の進展に改めて懸念を表明したうえで、3か国で緊密な連携を続ける方針を確認しました。

協議には外務省の鯰博行アジア大洋州局長、アメリカ国務省のクリテンブリンク次官補、韓国外交部の趙九来外交戦略情報本部長が出席し、1時間半あまりにわたって行われました。

協議では今月4日にロシアと北朝鮮の「包括的戦略パートナーシップ条約」が発効したことを受け、3者は北朝鮮による核・ミサイル計画やロシアへの兵士派遣など軍事協力の進展について改めて深刻な懸念を表明しました。

また、韓国では尹大統領の「非常戒厳」宣言をめぐる混乱が続いていますが、各国で様々な情勢が複雑化する中でも日米韓が緊密に連携し続けることの重要性を確認したということです。

外務省幹部は「日米韓やロ朝、中国がいま置かれている状況をよく認識しながら議論することができた」としています。

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