冬型の気圧配置が強まり寒さが厳しくなるなか、最近、急に体調を崩す人が増えています。12月9日午前、大阪市生野区の葛西医院では、多くの患者が診察を待っていました。

 【診察の様子】
 (患者※70代)「左のへんとう腺が痛いし、熱も出てきたし、肩がものすごくこっています」
 (小林正宜院長)「熱と、熱によるしんどさと、せきがつらいかなという感じでしょうか」

 2日前から発熱と喉の痛みが続いているという70代の女性。診察中もせきこんでいました。

 【診察の様子】
 (小林正宜院長)「インフルエンザとコロナの検査が同時にできますので、やっておきましょう」

 11月から季節性インフルエンザの流行期に入っていて、患者は増えているといいます。検査の結果、女性はインフルエンザと症状が似ている新型コロナウイルスだと判明しました。

 (葛西医院 小林正宜院長)「新型コロナも少しずつ流行ってきている状況で、(インフルエンザと)症状の区別がつきにくいので、同時に抗原検査を行うことが多いです」

 さらに、厄介なのが過去最多水準で流行している感染症です。

 (小林正宜院長)「マイコプラズマはかなりひどいせきが出る。インフルエンザと同じくらいマイコプラズマの患者もいるような印象です」

 この冬はインフルエンザ・新型コロナ・マイコプラズマと3つの感染症が同時に襲う「トリプルデミック」に注意が必要です。

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