東日本大震災の教訓を後世に伝える語り部が、効果的な伝承や発信を考える研修が6日大槌町で開かれました。
この研修は岩手県が開いたもので、県内や宮城県で震災伝承に携わる語り部およそ40人が参加しました。
大槌町旧役場庁舎跡では、2012年から町内で震災伝承に取り組む団体の代表を務める神谷未央さんが参加者に語りかけました。
(神谷未央さん)
「ここにいたら大丈夫だよねっていう、当たり前の人間心理に従ったが故に亡くなってしまった。逃げないっていう事が誰でも起こり得ることだってことに立ち返ら
ないと、そもそも防災教育なんてできない」
研修に参加した人たちは、普段は聞くことができない他の被災した地域の話や教訓を自らの活動に還元しようと熱心に取り組んでいました。
(釜石市から参加)
「実際これからまた来るかもしれないんで逃げること。警報だからいいよじゃなくて安心しないってことが大事かなと思いました」
県は今後もこの活動を続け、震災伝承の後継者を育成する方針です。
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