天皇・皇后両陛下をはじめ皇族方に贈られる「献上りんご」の選果と箱詰め作業が、青森県黒石市で行われました。献上は2024年で80回目となります。

黒石市の県りんご研究所は、1928年からその時の主力品種を中心に研究所内で収穫されたリンゴの中から良いものを厳選して皇族に献上しています。

献上は、途中の中断をはさんで2024年で80回目を数えます。

7日は、昔ながらのかすりの作業衣姿の職員4人が用意された「ふじ」と「王林」をガーゼで丁寧に磨き上げたあと、和紙で一つ一つくるみ、28個ずつ箱詰めしました。

「ふじ」「王林」ともに、糖度が15度を超えるおいしいリンゴに仕上がったということです。

県りんご研究所 磯辺慶 所長
「今年は春先から授粉環境があまり芳しくなかったことや、秋が高温だったことで、どのようなリンゴが出来るかと思っていたところ。今年も甘くておいしいリンゴが出来上がった。今年で80年目になり、この先も続けていければ」

「献上りんご」は9日に発送され、翌日には天皇・皇后両陛下をはじめ7つの宮家に届けられることになっています。

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