年末年始に向けてガソリン価格が一気に上がりそうです。レギュラー1リットルあたり10円程度値上がりする見通しです。一体なぜなのでしょうか。
4日、鳥取県米子市内のガソリンスタンド。
レギュラー価格は1リットルあたり182円でした。
これが来年1月には10円ほど上昇する可能性があると言います。
一体どういうことなのでしょうか。
政府はこれまで、レギュラー1リットルあたりが175円になるよう補助金で抑える政策を取っていました。
しかし、11月22日の総合経済対策でこの補助金を段階的に縮小することを閣議決定。
12月19日から補助金を5円減らして平均価格を「180円」に、来年1月16日からはさらに5円補助金を減らし「185円」とする可能性があるのです。
これでも補助金で抑えていて、本来はもっと高くなっているのですが、ドライバーは…
利用者は
「10円というのはちょっと知らなかったですけどね。それはしんどいですね」
トラックの運転手は
「必要なものなので困ると言いますか、ちょっと痛手ですね結構燃料も入りますし」
こちらのガソリンスタンドでも、補助金の縮小に伴い価格は上がるということです。
ENEOSウイング米子インターTS 久保晃 マネージャー
「激変緩和措置がされた段階からこうなるのは決まっていたので仕方ないかなとは思いますね。駆け込み需要は多少なりあるかなとも思いはしますので、それに関しては供給できる量は確保できているのでその辺は心配されなくて大丈夫かなと個人的に思っています」
山陰ではすでにレギュラーガソリンの価格が180円を超えているところも多くあります。
今後の価格はどうなるのでしょうか。
石油情報センター 橋爪吉博さん
「おそらく地域によって多少の差は出ると思いますけども基本的に補助金が減った分は価格が上がるという風な理解でいいと思います」
また、車だけではなく航空機や漁船、農家にも影響が出ることは確実です。
石油情報センター 橋爪吉博さん
「補助金が出ているのはガソリンだけでなく灯油や重油にも出てますので、そういった方向も値上がりが予想されるということなので、家計にとっては影響が出ると思います」
石油情報センターは、混乱を避けるためガソリンや灯油などの買い急ぎは避けてほしいと呼び掛けています。
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