人生の最後を見送る施設が、北海道東神楽町に完成しました。地元育ちの世界的建築家が設計した厳かな空間、火葬場です。
建物の周りには芝生のなだらかな丘。ホテルのロビーのような安らぎの空間。
旭川市の隣の東神楽町で、12月から使用が始まった火葬施設、「大雪葬斎場」です。
見学者
「すばらしい、やっぱり山が見通せるし」
「気持ちのいい空間ですし、悲しみに寄り添うようなデザインになっている」
設計したのは大阪・関西万博の会場デザインを手がける建築家、藤本壮介さんです。
建築家 藤本壮介さん
「大雪山・旭岳・十勝連峰を望む非常に美しいロケーションだったので、美しさをより高めることができるようにと考えた」
藤本さんは、ここ東神楽町の出身で、設計の原風景は雄大な大雪の山々です。
照明や庭の植栽まで緻密に計算し、広々と明るい空間を演出。
一方、芝生の丘で囲むことで、周囲からの目線にも配慮しました。
待ち合い室には「旭川家具」を配置し、ふるさとの空気を大切にしました。
東神楽町 山本進 町長
「新しい葬儀のしかたも変わってきているなか、さまざまな対応ができるのではないか」
大雪葬斎場は、東神楽町と近隣の2町が共同で運営していますが、3町以外からの受け入れも可能だということです。
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