高齢化が進む中、介護分野では慢性的な人材不足が続いています。特に、鹿児島市を中心とした介護分野の求人倍率は3.96倍と高く、職を求める人ひとりにつき、およそ4件の求人がある計算になります。

この介護職について関心を持ってもらおうと、ハローワークかごしまで3日、介護をサポートするロボットの体験会が開かれました。

鹿児島市のハローワークかごしまでは、介護関係の職業に関心のある人などを対象に、年に1度、介護ロボットの体験会を開いています。介助者の腰の負担を軽減するものや、介護される人の移動をサポートしたりするものなど16種類です。

「こちらのロボットは(介護者を)抱き上げることができるロボットです。こちらのレバーを同時に上げるだけで、小柄な私でも動かすことができました」

介護分野に関する求人は高齢化が進むにつれて増加する一方で、鹿児島市と三島・十島村エリアの10月の有効求人倍率が平均で1.13倍なのに対し、介護分野は3.96倍と突出して高くなっています。

(鹿児島公共職業安定所 川崎恵次長)「数字を見た時にはなかなか厳しいのかなと思うが、たくさんの方に参加いただいていることで、少しでも興味をもっている人がいると思っている」

ハローワークかごしまでは、今後も介護に関するミニ面接会や相談会を開き、介護の仕事の魅力を伝えていきたいとしています。

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