一年で一番多くの“流れ星”が見られる「ふたご座流星群」。しぶんぎ座流星群とペルセウス座流星群と共に三大流星群の一つと言われています。
国立天文台によりますと、ことしの「ふたご座流星群」の出現時期は、12月4日~12月20日まで。活動のピークは12月13日(金)の夜~14日(土)明け方にかけてで、1時間に60個ほどの流れ星を観測できる可能性もあるということです。
【具体的な時間(国立天文台HPより)】
13日午前3時~5時ごろ:(暗い場所で観測した場合)1時間に20個ほど
13日午後9時ごろ:流星の数が増加
14日午前0時ごろ:1時間に30個ほど
14日午前3時~5時ごろ:1時間に40個ほど
14日午後9時~15日午前5時ごろ:1時間に10~15個ほど
一方で、街明かりの中など好条件でない場合は、数分の1ほどに。
ことしは、12月15日が満月でほぼ一晩中、月あかりの影響を受けるため、流星が見えづらくなり、観測の条件はあまりよくないということです。
でも見たい!「ふたご座流星群」観測のポイントは?
国立天文台によりますと、月が明るいと観測しづらくなってしまうため、月が輝いている方角と反対側の空を見るようにしたり、月が高いときには、少し低めの空を見ることで、明かりの影響を小さくできるということです。
また、流星は「放射点」を中心に、放射状に現れます。
放射点とは、流星群がそこから放射状に出現するように見える点ですが、必ずしも流れ星が光りだすスタート地点になるというわけではありません。
放射点から離れた場所から光り始めて、放射点とは反対側に流れるため、放射点付近だけを見ていると見逃してしまう可能性があります。
ですので、なるべく空の広い範囲を見渡すようにしましょう。
そして、人間の目が暗い場所に慣れるようになるには、15分程度かかると言われています。そのため、流星群を見逃さないようにするには、寒さ対策をした上で、15分はあきらめずに観察を続けてみるのが良さそうです。
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