鈴与グループは11月27日、静岡市清水区で主要4社の2024年8月期の決算を発表しました。鈴与は4年連続の増収となる過去最高の売上高です。
鈴与によりますと、2024年8月までの1年間の売上高は、前の期と比べて4.2%増の1597億5500万円となりました。物流拠点の拡充や2024年問題への対応による車両・中継拠点の増加が追い風となり、4年連続の増収で、鈴与商事と分社化した1991年以降の過去最高を更新しました。
経常利益は90億5800万円と過去2番目に高い数字になったものの、フジドリームエアラインズなどの航空子会社の損失引当金を計上したことから、純利益は40.5%減の3億9700万円と減益になりました。
今期の業績については、新たな物流拠点の稼働や事業拡大による新規顧客獲得を見込み、売上高が1695億3500万円、経常利益が74億6500万円と増収減益と予想しています。
エネルギー事業などを手掛ける鈴与商事は、電力事業の販売数量増加やガス事業の顧客増加などで、売上高は3.9%増の1343億4400万円、経常利益は164.2%増の11億7600万円と増収増益となりました。
また、鈴与自動車運送は、重量物輸送事業が好調に推移し増収増益に、鈴与建設は大型物流施設の施工や土木工事の受注などにより過去最高益を更新しました。
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