絵本作家・ヨシタケシンスケさんの大規模な個展が岡山市で始まりました。大ブームを巻き起こしているヨシタケさんの絵は、なぜ人々の心を引き寄せるのか。ヨシタケさんの頭の中を覗きました。
なぜ現代人の心を引き寄せるのか「捨てたものじゃないよ」
大人気の絵本作家・ヨシタケシンスケさんの個展が岡山にやってきました。「ヨシタケシンスケ展かもしれない」です。ヨシタケさん(51)は11年前、「リンゴかもしれない」で絵本作家デビュー。リンゴは宇宙から落ちてきた小さな星なのかもしれない。ヨシタケさんは、妄想やアイデア、クスっと笑える人の仕草を絵にします。そのものの見方は子どもから大人までを魅了しいま大ブームを巻き起こしています。
(小寺真生記者)
「会場にはヨシタケさんが日常で考えたこと、約2500のスケッチが並んでいます。圧巻です」
「無理して元気を出そうとしない」
スケッチは、ヨシタケさんが20代の頃から日常でふと思ったことを描き続けてきたもの。ヨシタケさんの頭の中を覗くことができます。
(ヨシタケシンスケさん)
「すぐ生きていることが嫌になるタイプの人間なので。捨てたものじゃないよと。面白いこともあるよと。こういうふうに考えたら楽しめるんじゃないのと。自分に言い聞かせ続ける必要があってその記録なんですね」
普段やると怒られることをのびのび
他にも、絵本になる前のアイデアスケッチや原画など約400点がズラリ。ユーモア溢れる空間に包まれます。
(訪ずれた人)
「楽しい。頭の中を覗いているみたいな感じで面白いです」
(訪れた人)
「絵本になる前にこんなものがあったんだなって、すごいなと思いました」
(小寺真生記者)
「このリンゴでうるさい大人を黙らせます。黙ったかもしれません」
展示会では、絵本をモチーフにした、子どもが楽しめる体験展示も行われています。
(ヨシタケシンスケさん)
「普段やると怒られることをのびのびできるような空間だったりとか、子どものころのぼくがヨシタケの展覧会悪くなかったよって言ってくれるような、上から目線で楽しんでくれるようなサービスができればいいなと思って」
(訪れた人)
「いたたたた」
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」は岡山シティミュージアムで1月13日まで開かれています。
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