毎年ほぼ安定して多くの流星が流れる3大流星群の1つ、ふたご座流星群が今年もやってきます。

活動がピークとなる、いわゆる極大は12月14日午前10時ごろに迎える予想です。
しかし、この時間は空が明るいため観測に適していません。

提供:山梨県立科学館

山梨県立科学館によれば、日本で観測する場合の見ごろは、13日~16日の間に流星群が見える確率が高くなるということです。

最も見えるのは14日夜から15日未明にかけてで、空の暗い所で1時間に30個程見ることができるということです。

ただし、今年は15日が満月のため、流星群を見るには月明かりが影響し観測条件はよくありません。

そこで、ふたご座流星群をよく見るためにはどうしたらよいのでしょうか。

ふたご座の見つけ方は、まずオリオン座を見つけます。

オリオン座の三つ星が連なった両側に、よく目立つ明るい星=一等星のベテルギウスとリゲルがあります。その二つを結んだ上の方にふたご座があります。

流星は、ふたご座の近くにある放射点を中心に放射状に出現します。どちらの方向を見ても流星を観測することができるため、なるべく空の広い範囲を見渡すようにしましょう。

ここでポイントとなるのが『月明かり』です。

満月の時期と重なる今年のふたご座流星群は、月が輝く空の反対の方向や、月が高い位置にある場合は下の方をみるなど、月明かりの影響が少ない暗い場所を見ると、流星群が見やすくなります。

観察を15分ほど続けると、目が暗さに慣れて流星が見つけやすくなっていきます。暖かい服装で観測にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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