半導体企業の集積が進む熊本県菊陽町で、住宅エリアや商業施設を一体的に整備する構想があります。そのビジョンを定める企業体と菊陽町が協定を結びました。
今、急速に変化している菊陽町。
記者「JASM第1工場のすぐ東側では第2工場の造成工事が着々と進められています」
TSMCなど、半導体関連企業の進出に伴う人口増加に対応するため、菊陽町は原水駅周辺で居住地域や商業施設・学校などを一体的に整備する構想を打ち出しています。
町と連携して構想を具体化する役割を担うのが三菱商事と三井不動産が中心となった2つのコンソーシアム(=企業共同体)です。
三井不動産 加藤智康 常務「長期にわたって魅力が増していく『経年優化』の街づくりが実現できるような計画検討に携わっていければと思っています」
新たな構想に対して交通渋滞を不安視する住民も。
住民「(混雑する)前と同じような感じで生活できるような街づくりをしていただければ」
コンソーシアムのなかにはAIオンデマンドバスや自動運転などに取り組む企業もあり、町は新たなシステムの導入も視野に入れています。
菊陽町 小牧裕明 副町長「区画整理内では自動運転などを盛り込むことが、結果的に渋滞対策にも当然寄与してくる」
企業体との協定期間は来年度までで、菊陽町は2028年度中に事業に着手したいとしています。
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