ルールを守らないごみ捨て対策として、捨てた人を特定する条例の制定を目指す福島市は、悪質な違反者については市のホームページで氏名や住所の一部を公表する方針を示しました。

カラスに荒らされ、生ごみが散乱する集積所。飲食店のものと思われる、大量の調味料のボトルが家庭ごみとして捨てられています。

提供・福島市

福島市は、ルールを守らないごみ捨て問題の解決に向けて、悪質な違反者についてはごみ袋を開封し、捨てた人を特定する条例を制定する方針です。28日は、市役所で、ごみの減量を検討する審議会が開かれ、条例に関する具体的な内容が示されました。

悪質違反者は氏名公表も

調査の対象となるのは、適正な分別がされず、特に悪質度が高い「家庭ごみ」や、家庭ごみとして出された「事業系ごみ」です。条例案では、悪質なごみ捨てを行った人に対して市が対面で指導を行い、ルールに従わない場合には勧告を実施。それでも改善が見られなかった際は、市のホームページに違反者の氏名や住所の一部などを公表する方針です。

福島市廃棄物減量等推進審議会・樋口良之会長「この事務フローをやることによって、大きく網はかけられるのかなと思う。福島市民に対して非常に啓発することにはなると思う」

条例案は、12月の議会に提出され、来年3月の施行を目指しています。

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