皇居の宮殿に掲げられている日本画家・東山魁夷の大作のもととなった「下図(したず)」が修復され、2025年におよそ60年ぶりに一般公開されます。
海外の要人などごく限られた人しか見ることができない貴重な作品の下図が、28日、長野市の県立美術館で、報道関係者にお披露目されました。
東山魁夷の作品「朝明けの潮(あさあけのうしお)」の原寸大の下図。
国内の海の情景を描いたもので、皇居宮殿のひとつ、長和殿(ちょうわでん)に展示されている作品の元になりました。
大きさも同じです。
大人の背丈の2倍以上ある絵を6枚つなげ、ようやく一つになるこの作品。
その大きさは・・・
伊藤記者:
「高さは約4メートル、幅は14メートル以上もある」
作品は県立美術館に併設されている東山魁夷館に保管されていたもので、2025年秋に魁夷館の開館35周年を記念する企画展で公開しようと修復されました。
その大きさのため一般に公開されるのはおよそ60年ぶり。
皇居に飾られている「完成した作品」は、もちろん限られた人しか見ることができません。
長野県立美術館・学芸員 松浦千栄子さん:
「貴重な作品なのでぜひ見に来てほしいと思います」
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