タイヤの交換時期にあわせて大型トラックのタイヤ脱落事故を防ごうと27日、新潟市で啓発活動が行われました。確実な作業と点検を怠るとタイヤが脱落し、死亡事故につながります。
これは時速60キロで走行中のトラックからタイヤが脱落したという想定で行われた国交省の実験映像です。
ベビーカーを押している男性に見立てた人形の体はタイヤに沿うように折れ曲がり頭もタイヤに打ち付けられました。
人形にかかった衝撃を検証すると頭蓋骨骨折、脊髄損傷など命に関わる重大事故につながるということです。
こうしたタイヤの脱落事故はタイヤの交換時に発生することが多いことから27日、新潟市 西区のトラックステーションで大型トラックのドライバーを対象にした啓発活動が行われました。
この活動は北陸信越運輸局が毎年各地で行っていて、タイヤのナットが緩んでいないかなどを確認しています。
【北陸信越運輸局 大羽和夫 保安・環境調整官】「こまめにタイヤの緩みをチェックしていただくことが非常に大事」
昨年度に全国では大型車のタイヤ脱落事故が142件起きています。
特に11月から2月にかけてタイヤ交換をしてから1か月以内の事故が多くなっているということです。
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