今年5月、福島県南会津町で起きた強盗傷害事件で、警察は、関東周辺で発生した別の強盗事件で逮捕されていたベトナム国籍の男2人が関与した疑いが強まったとして、27日、再逮捕しました。

強盗傷害と住居侵入の疑いで再逮捕されたのは、ベトナム国籍のホアン・フー・ホア容疑者(26)とマイ・ヴァン・シー容疑者(24)です。

警察によりますと、2人は今年5月、南会津町藤生の住宅に押し入り、就寝中だった住人の60代の女性の手足をガムテープで縛ってけがをさせ、刃物を突き付けるなどしたうえ、「殺すぞ」「金どこにある」などと脅して、現金約2万円とネックレス1個を奪った疑いです。

南会津町の事件現場

2人は今年4月から5月にかけ、栃木県など関東周辺で相次いだ強盗事件に関与したなどの疑いで、これまでに、ホアン容疑者は7回、マイ容疑者は6回逮捕されていました。

これまでの捜査で、2人が犯行時に使っていた車が南会津町の事件現場近くの防犯カメラで確認されていました。警察は、2人が南会津町の事件にも関与した疑いが強まったとして27日午前9時すぎ、強盗傷害などの疑いで再逮捕しました。

ホアン容疑者

警察の取り調べに対し、ホアン容疑者はおおむね容疑認めていて、マイ容疑者は黙秘しているということです。

マイ容疑者

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