青森県東通村の畑中稔朗村長が、東京電力に対して福島第一原発の事故以降、建設を中断している東京電力東通原発の工事を早期に再開するよう要望しました。
東通村の畑中稔朗村長は25日、東京電力本社の小早川智明社長を訪ね、要望書を手渡しました。
東京電力の東通原発1号機は当初、2017年の営業運転開始に向け、2011年に本体工事を始めましたが、福島第一原発の事故を受けて現在も中断しています。
このため、東通村は存亡にかかわる非常に重要な課題として、早期の工事再開や地域の振興に特段の配慮を行うことなど4項目を要望しましたが、東京電力側からは具体的な工事の再開時期は示されませんでした。
東京電力 小早川智明 社長
「東通1号機の建設・工事再開に関して、少しでも早く見通しを示したいと考えています」
東通村 畑中稔朗 村長
「恩恵の享受を感じることができる取り組みがなによりも必要で、原子力発電所の共生が非常に長期に及ぶものであることから、持続的な取り組みを重ねてお願い申し上げます」
東通村は現在の状況について非常に強い危機感を抱いているとして、あらためて東京電力に責任のある対応を求めています。
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