11月24日に行われた、女子駅伝日本一を決める『全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)』。肥後銀行は今年導入した最新の設備でトレーニングし、過去最高順位を目指しました。

予選快走!トラックでは5人が自己ベスト更新

2年ぶりにクイーンズ駅伝への出場権を獲得した肥後銀行。10月の予選会では快走します。

実況「低酸素の運動ができる、トレーニングができる施設を完備してきたという肥後銀行が、3位まで上がってきました」

それを支えたのが、最新式のトレーニングです。

肥後銀行は、今年(2024年)4月に選手寮に低酸素ルームを設置。通常の空気中における酸素濃度が約21%なのに対して、この部屋の中は15%~17%。標高2500mに相当する環境で心肺機能を高めてきました。

肥後銀行 渡辺重治監督(55)「低いリスクで高地トレーニングに匹敵するトレーニングができるメリットがあります。間違いなく効果が出ていますね」

渡辺監督が言う通り、今シーズン、トラックで自己ベストを出した選手が5人います。そのうちの1人、今年4月加入の大塚英梨子選手は。

大塚英梨子選手(32)「肥後銀行に来て自分にスピードがついてきたので、低酸素ルームでのトレーニングの成果はあると感じています」

自信を深めて臨むクイーンズ駅伝では、チーム史上過去最高の13位以上、さらにシード圏内8位を目指します。

【クイーンズ駅伝】肥後銀行の成績は

レースは日本三景の一つ、松島をスタートし、独眼竜伊達政宗公が見つめる杜の都、仙台市内を駆け抜ける6区間で争われます。

肥後銀行は1区、南雲栞理がシード圏内8位と33秒差の14位で繋ぎます。しかし、2区で4つ順位を落とし18位に。

それでも3区、大塚英梨子が4人抜きで14位に戻し、4区、C・ダイアナが1人かわして、一時はチーム史上過去最高順位の13位に浮上します。

しかし残る2区間で順位を下げ、シード圏内とは2分38秒差の15位でクイーンズ駅伝を終えました。

1区 南雲栞理(29) 区間14位
2区 堤好伽(22)  区間20位
3区 大塚英梨子(32)区間13位 
4区 C・ダイアナ(18)区間9位 
5区 高江友姫(20) 区間19位 
6区 久保心優(20) 区間17位 

大塚英梨子選手(32)「今、すごく練習環境が整っているのでそういうのを生かして、これからもっと伸びていけるなという確信はあるので、チーム全体で底上げして頑張っていきたい」

来年は肥後銀行会社設立100周年。女子駅伝部も、節目の年に初めての8位以内、『クイーンズ8』を目指します。

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