2024年9月に青森県六戸町の交差点で車同士が衝突し、7人が死傷した事故についてです。町側の信号機の設置の要望に対し、警察は「現状では難しい」と回答し、今後、両者が協力して対策を検討することになりました。

十和田警察署の高橋肇署長は22日、六戸町役場を訪れ、9月に町内で発生した7人死傷事故に関する協議をしました。

六戸町犬落瀬の交差点で9月に起きた事故では、軽トラックとワゴン車が衝突し3人が死亡、4人がけがをしました。

事故現場では、軽トラックが一時停止標識が設置された交差点を、一時停止することなく進入したことがわかっています。

この交差点では、2022年からの3年間で人身事故14件が起きていて、このうち12件は車が一時停止をしなかったことが原因とみられています。

このため、町が10月、信号機の設置を要望したのに対して、十和田警察署は「道路の形状や交通量などから現時点では信号機の設置が難しい」という旨の回答をしたということです。

十和田警察署 高橋肇 署長
「いろいろクリアしなければならない課題がいっぱいあるので、これから六戸町と話をして協力してクリアしていきたい」

六戸町 佐藤陽大 町長
「(設置の)可能性がゼロになったわけではないので、今後様々な可能性を含めて、お互いにいい方向へ向かうように協議しようというお答えをいただきました」

町は今後も警察と協議を続け、信号機を設置すること以外も含めて対策を検討する方針です。

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