進行性の難病を抱えながら子育てに励む女性が、大分県日田市の高校で講演し、「周囲の協力があればチャレンジができる」と共生社会への思いを伝えました。

日田市の藤蔭高校で人権教育講演会が開かれ、市内に住む刀根実幸さんと徹朗さん夫妻が外部講師として招かれました。

実幸さんは、進行性の難病の筋ジストロフィーと診断されていて、命の危機を伴いながら出産を経験。現在は6歳の娘を育てています。

刀根さん夫妻は全校生徒350人を前に、子どもの頃に受けたいじめの話や、妊娠時に体調が急変して緊急手術をしたことなど、これまでの出来事を語りました。そして「障害があっても周囲の協力があればチャレンジができる」と伝えました。

(生徒)「何事にもチャレンジするというその姿がとても心に残りました」「困っている人がいたら一言でもいいから大丈夫ですかとか声をかけていきたい」

藤蔭高校では生徒が実幸さんと徹朗さんの思いを受け止め、生き方を考えるきっかけにしてほしいと話しています。

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