先月の衆院選で、運動員に対し報酬として金をわたす約束をしたとして、公職選挙法違反の疑いで20日逮捕された元県議の陣営関係者の男2人が、21日送検されました。
送検されたのは、先月行われた衆院選長崎1区に立候補し、落選した自民党の下条博文元県議の選対で事務局長をつとめていた長崎市の団体職員の男と、支援者で会社役員の男の2人です。
警察によりますと、2人は、先の衆院選で下条氏を当選させる目的で、先月上旬から中旬までの間、電話で下条氏への投票や支援を依頼するアルバイトを時給1000円の約束で募っていた疑いが持たれています。
警察は20日、公職選挙法違反の買収の疑いで2人を逮捕し、下条元県議の事務所など数か所を家宅捜索。選挙に関する文書などを押収しました。
警察は、今後陣営での2人の活動内容や選挙費用の実態など犯行を裏付ける証拠について調べるということです。下条会見2人の逮捕を受けて下条元県議は、20日会見を開き自身の関与を否定しています。
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