新潟市で20日、サッカーの国際試合の最中に“化学テロが発生”したという想定の訓練が行われました。負傷者は100人以上という想定の、全国最大規模の訓練です。

通報者
「私も現場詳しくは見ていないので…。騒いでいて、通報してくれって」

消防
「何人くらい?」

通報者
「100人くらい、いると思うんですけど…」

訓練は、デンカビッグスワンスタジアム(新潟市中央区)で、国際試合の最中という想定です。
4万人で埋まる観客席で“サリン”がまかれ、負傷者は106人と云う想定…。
新潟市消防局によりますと、全国最大規模の訓練だということです。

防護服を来た隊員が原因物質をサリンと推定。
負傷者を安全な場所に運びトリアージで治療の優先度を決め応急処置を施します。

新潟市消防局 大泉敏一消防局長
「今後も新潟市で、大きな国際会議やビッグイベントがあるかと思いますが、それに対してもいつでも対応できるように、訓練を継続していきたいと思います」

こうした訓練は2007年に消防単独で始まりましたが、今回は、警察や医療関係者も初めて参加して、万が一に備えての“連携”も確認していました。

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