宮城県多賀城市にある陸上自衛隊多賀城駐屯地で20日、迎撃ミサイル「PAC‐3」の展開訓練が行われ、隊員が発射までの準備を迅速に行えるよう確認しました。
PAC‐3は、弾道ミサイルを地上から迎撃する地対空ミサイルシステムで、訓練には航空自衛隊の隊員22人が参加しました。
PAC‐3を搭載した発射機や弾道ミサイルを探索するレーダーを所定の位置まで移動させた後、発射機にレーダーからの信号を受信するアンテナを取りつけるなどしました。開始からおよそ15分で迎撃目標の方向に発射機を向け準備を完了させました。
航空自衛隊第23高射隊 寺澤仁志隊長:
「迅速かつ安全に展開し戦力を発揮しなければならないので、日頃の錬成訓練がいかに重要かということが今回の訓練を通して身に染みた」
航空自衛隊は、隊員の能力向上を目的に全国の駐屯地で定期的にPAC-3の訓練を行っています。今回は北海道の八雲分屯基地にあるPAC‐3を移動させていて、多賀城駐屯地で実施されたのは初めてです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。