大分県中津市に住む50代女性が、警察官や検事を名乗る男女から保釈保証金名目で現金598万円をだまし取られたことがわかりました。
警察によりますと、11月2日、中津市内に住む女性(50代)の携帯電話に「+」から始まる国際電話番号の着信がありました。そして、大手通信事業者を名乗る男から「電話番号が詐欺に使われ被害届が出ている」と言われ、女性が否定すると「関係がないという証明書を警察からもらってください」と説明されました。
電話は大阪府警の警察官を名乗る男に転送され、「逮捕されたくなければ検事に保釈保証金を支払う意思を伝えてほしい」と話し、検事を名乗る女からは「保証金は裁判所に預けたのであとから返ってくる。きょう中に振り込んで欲しい」と言われ、女性は指定された口座に2回にわたり合わせて268万円を送金しました。
さらに8日後、大阪府警の警察官を名乗る男から再び保釈保証金を払うよう指示され、2回にわたり330万円を送金しました。
女性は現金を振り込んだあとで、電話で大阪府警に問い合わせたところ、そういう警察官はいないことがわかりました。また、男に連絡が取れなくなったことから詐欺を疑い、110番通報して被害にあったことがわかったものです。
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