熊本市役所本庁舎の耐震性能の調査をめぐる裁判の控訴審で、福岡高等裁判所は原告側の控訴を棄却しました。

この裁判は、熊本市が過去2回行った今の市役所本庁舎の耐震性能調査について「用いた図面は完成した建物のものではなく、建設前のものであることから、調査は意味がない」として、市民団体が大西一史(おおにし かずふみ)熊本市長に対し、調査費約1億円の返還を求めているものです。

2024年4月、1審の熊本地裁は原告の請求を退け、原告が控訴していました。

市によりますと、福岡高裁は11月14日の判決で原告側の控訴を棄却しました。熊本市は「主張が裁判所に受け入れられたものと考える」とコメントしました。

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