静岡市を本拠地とするプロ野球・くふうハヤテベンチャーズ静岡に大きな援軍です。富士市立高校の生徒とタッグを組み、スタジアムを盛り上げるプロジェクトが始まりました。その第1弾は「応援」です。

4月26日の富士市立高校。吹奏楽部とチアリーダー部が翌日の野球の試合に向けて、最後の練習に取り組んでいました。

<吹奏楽部副部長>
「初めてのプロへの応援ということで、吹奏楽部一同も気合と緊張でいっぱいなのですが…」

生徒が今回応援するのは、くふうハヤテ。プロ野球の試合で応援を披露します。これは学校の授業の一環です。ビジネス探究科では「スポーツとビジネス」をテーマに2023年から地元に誕生した新球団についての学びを深めてきました。

プロ野球の応援といえば、トランペットなどの鳴り物が当たり前ですが、くふうハヤテの場合、現状は手拍子だけ。そこで生徒たちは、地元球団を盛り上げるアイデアのひとつとして「応援」に目をつけました。

<監督として静商時代甲子園に出場した見城喜哉教諭>
「ハヤテを応援するという際に(吹奏楽・チアの力が選手を)元気づける、勇気づける一つになると強く確信した部分があったので」

今回、用意したのは全部で15曲。高校野球ではおなじみの応援歌ばかりです。

迎えた土曜日のオリックス戦。まずはチアリーダー部がオープニングを飾ります。

<松下晴輝アナウンサー>
「一回裏、くふうハヤテの攻撃が始まりました。今日は富士市立高校の吹奏楽部とチアリーダー部のパフォーマンスによる応援が選手の背中を押しています」

普段とは違うスタジアムの雰囲気に、ファンのテンションが上がります。

<くふうハヤテファン>
「(チアが)すごく可愛くてずっと見ながら(選手も)元気をもらっていると思います」

<オリックスファン>
「高校野球のような賑やかな応援があるのが、オリックスファンですけど見ててすごい楽しいな」

試合は敗れましたが、生徒たちの応援は選手たちへと届いていました。

<くふうハヤテ・倉本寿彦選手>
「めったにない事なので(打席でも)十分聞こえてましたし、高校野球を思い出したような感じで打席に立ちました」

<くふうハヤテ・赤堀元之監督>
「いやぁ本当に良かったというかうれしかったというかね~!」

<チアリーダー部>
「ベンチに戻ってくるときに手を振ってくれたり(思いが)伝わっているんだなと感じた」

くふうハヤテとのコラボは、これがスタート。高校生のアイデアとパワーが地元球団を後押しします。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。